2011年2月7日月曜日

SEO ポイズニングで偽セキュリティソフトに誘導?トレンドマイクロが事例報告

トレンドマイクロ株式会社は2010年3月15日、同社のセキュリティポータルサイト「インターネット?セキュリティ?ナレッジ」において、「SEO ポイズニングで偽セキュリティソフトに誘導する事例」を公開した。

SEO ポイズニングとは、検索サイトでキーワードを入力して表示された検索結果の上位に、不正な Web サイトを表示させる手法のこと。

一般に Web サイトを検索結果上位に表示させるための工夫を SEO(Search Engine Optimization)というが、これを悪意を持って行うことから SEO ポイズニングと呼ばれるようになった。

この SEO ポイズニングによって不正な Web サイトを訪問させ、偽セキュリティソフトに誘導し、金銭や個人情報を盗もうとする手口が相次いで見つかっている。

偽セキュリティソフトとは大した機能を持たないにも関わらず、セキュリティ対策が行えると偽って配布されるソフトのことで、多くの場合、PC がウイルスに感染していないにも関わらず、偽の警告を表示しユーザーに対して恐怖を煽り、問題を解消したければ、有償版を購入する必要があるというメッセージを表示して金銭を騙しとるもの。

有償版の代金として金銭を騙し取られてしまうだけでなく、偽セキュリティソフトの購入時に利用したクレジットカードの ID やパスワードから、さらに大きな金銭被害に発展する可能性もある。

2010年では世界中から注目が集まっているアップルのタブレット型 PC「iPad」や「ハイチ大地震」、「ジョニー?デップ死去」などのキーワードで検索した際にでてくる検索結果に SEO ポイズニングが確認されたとのことだ。

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引用元:宮崎市歯科の総合情報サイト

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